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急速に広がったリモート会議用のカメラ用としてデスクで活躍していたSIGMA fp
コロナが落ち着きリアル志向に向かう流れの中でビデオではなく写真機として活躍してもらうと思い、久々に持ち出してお出かけ
レンズは お気に入りのVoigtländer Ultron 35mm F1.7 Aspherical VM  アダプタはSHOTENのマウントアダプター LM-LSL M でセットアップ

 

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マウントアダプタはヘリコイドがついているのでこのレンズ本来の最短撮影距離50cmを30cm弱くらいまで寄れるようになるお気に入りのアイテム
このレンズの最短撮影距離がもともと短い事もありクオーターマクロ(?)的な感覚で使えるのは嬉しい限り

しかし久しぶりに持ち出した感覚を差し引いたとしても、何かテンポ良く撮影できないのはこのカメラシステムのせいか?

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ミニマリストと対極に位置する僕はマウントアダプタをはじめ、smallrigのウッドグリップ、EVF-11も違法建築上等な感じでゴリゴリに盛っているので重量がヘビーになる

試しに計ってみると、せっかくのFFカメラ史上最も軽量を謳うSIGMA fpもTOP写真の装備にすると945gになることが解った
絶対的な重さはそれほどではないものの、小さく金属の塊感の強いfpがこれだけの重いとカメラを持ち歩く際のグリップが心もとない 

 

またEVFと背面液晶ディスプレイ等の行き来がFVF側のスイッチなのでどうしても両手が必要になってくるのは不便
 

 

SDIM0510

Mマウントのレンズと相性の良いSIGMA fpは若干のお作法が必要みたい
 

 

【GOOD】
・本体に軽量の純正レンズのみ使用するスタイルがこのカメラの実力を発揮するところか?(太陽が光を刺して液晶が見えなくなるのは我慢)
・新カラーモードの「パウダーブルー」「ティールアンドオレンジ」がハマると、どハマりしてカッコ良く、写りも素晴らしい。
・UIのページ送りの部分が慣れるまで辛かったけど、表示方法や物理ボタンの数や配置がよくできてる 

 

【BAT】
・背面液晶とEVFの切り替えが物理スイッチで不便
・EVF-11自体は非常に軽いものの、左端に付くのでテコの原理で右手グリップに負荷がかかり実際より重く感じる
・fp自体がもともと質量のカタマリみたいなもので、小さいグリップに重量感を感じやすい
・物理的なシャッターを搭載してないので撮るものを選び、やはりビデオシステムの中心機材なのではないかと思えてくる。 (フリッカー問題)

 

などとこのカメラについて考えなら未来のカメラ(購入)について考えていました。

 

昨今のデジタルカメラ市場。そろそろ我々素人にはもう既に必要十分なところまで来ていて単純にスペック表だけを見比べて購入する時代は終わった気がします。

これから幾年後には50?、(アラ)フィフなどと言う恐ろしい生き物になり体力が落ちてくる僕にはどんなカメラが“趣味”として楽しめるのか?
最近もっぱらそればかり考えてマップカメラや中古カメラ屋さんのサイトを見ては閉じて見ては閉じての繰り返ししています。

箱から出して純正レンズつけてシャッターボタンを押すだけで予測不能の動きをする子供を簡単に高確率でHITさせちゃう様なカメラは既に幾つかありますが、
ピントがあってる写真が大量に欲しいのが目的でなく “撮る事が楽しい趣味のカメラ” が選考基準で良いのではないか?そんな気がしてきました。

カメラ歴が長いと段々と高機能なハイアマチュア向けの製品に目がいきがちだった志向を一度踏みとどまらせる。
「カメラとは?」と考える事ができるSIGMA fpは良い機種だと感じました。

 

 

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